南コーカサスにあるアルメニアは人口約300万人の小国ながら、日本語学習者が約250人います。日本語を学べる大学は3校あり、国際交流基金から日本語専門家が派遣されているのはブリューソフ国立大学です。
外国語・語学を学ぶ大学として歴史があり、2024年9月には日本語専門課程も新設されました。また、同大学ではアルメニア日本語教師会による弁論大会も開催され、優勝者には在アルメニア日本国大使館から2週間の日本旅行が贈られました。
民間の語学学校でも多くの学習者が学んでいます。その一つである「いろはセンター」は、アルメニア日本語教師会ルザン会長と日本人が共同で運営する学校で、アニメやマンガをきっかけに学び始めた入門者から日本語能力試験(JLPT)の最高レベルであるN1合格者まで、多様な学習者が日本語を続けています。
日本とアルメニアには直行便がなく、日本語を学ぶアルメニア人にとって経済的に渡航も容易ではない環境ですが、教師たちは季節行事や文化体験を通して学習者の「日本とつながりたい」という思いを支えています。
春の花見、夏祭りの流しそうめんや浴衣散歩、書道教室、着物着付けデモンストレーション、紛争地帯ナゴルノ・カラバフから避難してきた子どもが集まる難民キャンプでの折り紙やスイカ割りなど、活動は多岐にわたります。指導法の研究に対する意欲も高く、日本語専門家のセミナーには多くの教師が参加しました。
アルメニアに滞在する日本人は多くないため、日本人との交流の機会は限られています。穏やかな気候と温かな人々が魅力のアルメニアに、皆さんもぜひ足を運んでみませんか?
▼アルメニアの日本語教育についてはこちらをご覧ください。
Japan Foundation 国際交流基金から取られた材料